





“「園だけで十分かな?」と
思っていたけど
おうちでの過ごし方が大切だった!”
通園しながら〈こどもちゃれんじ〉も続けてきた
おうちのかたからよく聞かれる声です。
それは、園の集団あそびでまなべることと、
おうちでの集中あそびでまなべることとで、
身につくことが違うから。
それぞれのメリットを活かしつつ、考える力をもっと伸ばすヒケツについて、
認知発達心理学が専門の沢井先生にお聞きしました。
園での学びを通して、子どもたちは、人の気持ちを思いやることや、人と協力すること、そして周囲のモノやコトについて考える力を育んでいきます。
一方、おうちでは、おうちのかたとお子さまが1対1の関係でやりとりすることができ、その子のペースに合わせて、学びを深めていくことができます。
興味をもったことを
おうちでも!
その子に合った学びをサポート
お子さまが学び続けるには、おうちの生活の中で「よくわかった!」と実感する経験が大切です。
数や読み書きに取り組む園も多いようですが、園での学びをきっかけに、お子さまが興味をもったことを、毎日の生活の中で、遊びながら話題にすることをおすすめします。
「学んだ知識が役立つワクワク感」をふやして、園での学びが生活と密接につながっていることを実感したお子さまは、喜んで学び、より学びは深まります。
園での学びを活かして、おうちでお子さまの
「考える力」を伸ばすコツをご紹介します。
おうちでは、積み木やブロックを、おうちのかたとお子さまが、手で動かして組み立てながら「この上にこれをのせると高くなるね」「短いのはどっち?」など、目の前の状況や動作を言葉で言い表してあげることをおすすめします。
大人と1対1でおしゃべりすれば、「高い」「長い」などの言葉の概念も手で確かめながら理解できます。
おうちのかたが、気軽に説明するクセをつけるだけで、お子さまの言葉の表現力は確実に伸びていきます。
「数の名前」は順番に言えても、何個という個数(集合数)の意味はわかっていない…ということは、幼児期によく見られることです。
例えば、7個のチョコを並べて「いくつあるか数えてね」と頼んでみましょう。10まで唱えるお子さま、7で止まったものの「全部でいくつ?」とたずねると「8個!」「10個!」と自信たっぷりに唱えるお子さまもいます。
生活の中で「これはいくつかな?」とおうちのかたが声をかけることで、数の意味と名前が一致するようになります。
「あひる」は読めても「ひ」は読めない、という時期があります。「あひる」が「ア・ヒ・ル」という3つの音節に分解できることを理解するには、「音節分解」の遊びがおすすめです
絵本や図鑑の文字を見て、「ア・ヒ・ル」と言いながら、音節ごとに手をたたいてみましょう。アの音は「あ」の文字で、ヒの音は「ひ」の文字で表されることを、絵本などを読みながら、手をたたくリズムで確かめます。音を分解して聴き取ることを丁寧に学ぶことで、読む力を伸ばせます。
回答いただいた先生
沢井佳子先生(SAWAI, Yoshiko)
チャイルド・ラボ所長 (一社)日本こども成育協会理事
認知発達支援と視聴覚教育コンテンツ開発を専門とする。
お茶の水女子大学大学院修了。発達心理学専攻。
幼児教育番組『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ)の心理学スタッフ、静岡大学情報学部客員教授などを歴任。『こどもちゃれんじ』(ベネッセ)の「考える力」プログラム監修。幼児教育番組『しまじろうのわお!』(テレ東系列)監修。日本子ども学会常任理事。人工知能学会「コモンセンスと感情研究会」幹事。
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