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お弁当作りをするうえで知っておきたい お弁当作りで「だいじなこと」

しまじろうお弁当グッズ紹介
今回お話をお伺いした先生

太田百合子先生

「こどもの城」小児保健クリニックを経て、現在は東洋大学などの非常勤講師、指導者や保護者向け講習会講師、NHK子育て番組出演や育児雑誌などの監修を務めている。日本小児保健協会栄養委員会、日本小児医療保健協議会栄養委員、日本食育学会代議員、東京都小児保健協会理事。モットーは「わかりやすい栄養相談」、研究テーマは小児肥満、離乳食、幼児食。

お弁当のねらい

お弁当を通して、食物を大切にする心や、感謝の心を育てる

園とおうちでおうちの人との距離が離れているからこそ、おうちの人が心を込めて作ったお弁当がもたらすお子さまへの安心感は、はかり知れません。愛情をたくさん感じられるからこそ「食べ物への感謝の心」を育みやすくなるのです。


おうちのかたへのアドバイス

今は冷凍食品やチルド商品もたくさんの種類があるので、上手に取り入れながら作りましょう。その中で、市販の冷凍野菜にひと手間加える、等お弁当の中に1つでも家庭のが入るよう心掛けてみてください。

食事を通して好ましい人間関係を育てる

園でのお弁当時間は、お友達と机を囲んで食べることがほとんどです。食事中に楽しい会話をすることはもちろん、「あの子が食べている赤いものは何だろう?」「お箸を私も使ってみたいな」などと、食への好奇心につながっていくのです。


おうちのかたへのアドバイス

お友だちの食べているシーンを見て、お子さまが苦手な食べ物にも興味を示すことは多々あります。その興味を見逃さず、上手に伸ばしてあげたいですね。

健康的な食生活の自立を目指す(食事のマナーを身につける)

お友達と机を囲むからこそ、「口にモノが入っている間は大きな口でお話ししないようにする」「箸やフォークを振り回さない」などの食事のルールもとても大切。おうちでもおうちのかたは意識して、ルールをお子さまに伝えていくことで、園でも自然とルールを守って食事を楽しめるようになっていきます。


おうちのかたへのアドバイス

普段家庭で使用していないと、お弁当に入れるナフキン等は、お子さまがどうやって使えばいいのか分からないものもあります。どのように使用するものなのか、おうちでも一度教えてあげるといいですね。

お弁当の適切な量

年齢や体重によって食べる量は様々。靴と同じで、成長に応じてお弁当も適宜サイズを変えてあげる必要があります。必要なエネルギー量をきちんと摂取して、健康的な園生活を送れるようにしましょう。
※市販のお弁当には、必ずパッケージや裏側に量が記載されていりますので参考してください。

(参考)一日に必要な量

一日の推定エネルギー必要量

年齢・性別ごとの基礎代謝などグラフ

※成長期にある小児・乳児では成長に必要な組織増加分に相当するエネルギー(エネルギー蓄積量)を総エネルギー消費量に加えて、エネルギー必要量を求める。
※出典元:厚生労働省「日本人の食事摂取基準」の推定エネルギー必要量を参考に作成

上記で計算した一日に必要なエネルギー量÷3回の食事

目安となるお弁当のサイズ

※あくまでも平均体重から算出した目安となります

一日三回の食事量をチェック

お弁当の大きさ≒一回の食事の摂取量

※ただし、適切なバランスでつめた場合。

一回の必要カロリー500kcalならお弁当箱は500mlのものを使用する

お子様一食分のエネルギー量を計算してみよう!

お弁当の適切なバランス

主食3:副菜2:主菜1でつめればお弁当の容量(ml)と全体エネルギー量(kal)がほぼ同じになります。

毎日のお弁当では中身のバランスもとても大事です。
お弁当作りの参考にしてみてください。

(参考)平均的なお弁当のバランス図 主食・副菜・主菜をバランスよく入れるように心がけましょう。

ごはんやパンなどの
炭水化物 野菜や海藻などの食物せんい  肉・魚などのタンパク質

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